ホテル・旅館のWEB担当者様に役立つ情報をお届けする「ホテル・旅館WEB売上アップ講座」。
前回のブログ【データから導き出す「WEB集客施策」リードタイム別編】はいかがでしたでしょうか。
WEB集客は闇雲に対策を打っていても、効果が薄れるばかりでなく全く的外れな対策になっている可能性があります。
WEB集客はデータ分析から始める、これが基本中の基本です。
必ずデータを見る癖をつけることと、そもそもデータを簡単に誰でも見れる仕組みがとても重要になります。
だとすれば皆さんはデータを簡単に見れる仕組みは整っていますでしょうか?
実際にWEB施策だけでなく、データを閲覧する環境づくりもとても重要になってきますので
是非経営者に理解を求め、その環境づくりに力を入れて欲しいと思います。
そこで本日は「昨年同日比から導き出すWEB集客施策」をテーマにご紹介していきます。
どんなデータに着目すればよいのかを理解することができ、
WEB施策へのアクションにいち早く動きだすことができます。
とても重要な内容となっていますので、是非最後までご覧ください。
今回ご紹介したいのはとても重要なデータ「昨年同日比」です。
念のため誤解のないようにご説明しますと
昨年最終実績と比較する昨年対比ではなく昨年同日時点で確認する昨年同日比のことです。
ホテルシステムを利用しているホテル・旅館さんは
システムよりデータ抽出ができると良いのですが、
なかなかそのような帳票が無いホテル・旅館さんが非常に多いです。
弊社では株式会社ネオマウントさんの「Rooom’s」というホテルシステムをおすすめしていますが、Rooom’sですと同日比データは帳票ボタンをワンクリックするだけで誰でも見ることが可能です。
売上、人数、室数ともに、それぞれ同日比データの閲覧が可能となります。
ではホテルシステムが無いホテル・旅館さん、またホテルシステムがあっても帳票が無いホテル・旅館さんはどうすれば良いのか。
ホテル全体のデータは見れませんが楽天トラベルさん、じゃらんねっとさんにて管理画面から同日比データを見ることが可能ですので
そちらをご利用いただくと良いと思います。
ではなぜ同日比データが重要なのか、私が考える2つの理由をご紹介します。
まず1つ目は最終実績を待たずして現時点での進捗状況が分かることです。
例えば8月の売上状況を確認する場合、当月に入ってから「これでは昨年を超えられない」と察知するのか、
2か月まえから察知するのでは施策の実施期間が全く異なります。
当月に入ってからあたふたしても当然何もできずに終わってしまいます。
何日前もしくは何か月も前から、1か月、2か月先の月別の売上進捗状況を把握できることで軌道修正が可能だということです。
2つ目は1つ目でも少しご紹介しましたが、施策を早く打てることです。
例えば9月の売上状況を7月に入ってから進捗状況が悪いことに気づくことができれば
より具体的にピンポイントに施策を打つことが可能になります。
例えば早割プランの料金を少し下げ、稼働の底上げを図る、
当月用にチェックイン時間を少し遅くさせるショートステイプランを差し込むなどです。
9月の売上を改善させるために7月の段階で気づくことができれば2か月の猶予があるわけですから、
施策を幅が広がり、かつ時間の余裕も生まれます。
下降トレンドを自らの力で上昇トレンドに変えることができるということです。
これこそWEB担当者の腕の見せ所です。
どんなにITの知識が高く優秀なWEB担当者でも
現状分析を早くできなければ力を発揮できないはずです。
ホテル・旅館さんのWEB売上を改善させるためには、まず同日比データのチェックをしていきましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は前回のリードタイム別編に続き、昨年同日比から導き出すWEB集客施策をテーマに
昨年同日比データを見ることの重要性、そしてその環境を整えることの重要性をご紹介しました。
是非皆さんも昨年同日比データを見る習慣をつけ、
WEB売上改善を図っていきましょう。
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