ホテル・旅館のWEB担当者様がプラン作成に役立つ情報をお届けする「プラン作成講座」。
本日は【マーケティング力だけで「クチコミが高くハードの良いホテル」に勝てるのか?】
についてご紹介いたします。
ホテル・旅館の集客において、そもそも施設のハード面の良し悪しが集客力を邪魔していると思ったことのある方は少なくないかと思います。
うちには露天風呂付き客室がない、レストラン会場が古いなど
数え上げればきりがないかと思います。
しかしハード面による差が集客にどれくらい影響するのか。
今回は「集客能力はハード面を超越することができるのか?」についてご紹介します。
ホテル・旅館が存在するエリア、そしてホテル・旅館のハード面、これらに恵まれていないWEB担当者さんもきっと多くいらっしゃると思います。
そんな方は是非最後までご覧ください。
はじめに2つの温泉ホテルを比較してみましょう。
Aホテル
都道府県 同じ
客室数 +1室
温泉地全国順位 TOP10入り
クチコミ点数 4点台前半
平均客室単価 1.8倍高い
Bホテル
都道府県 同じ
客室数 -
温泉地全国順位 50位前後
クチコミ点数 3点台後半
平均客室単価 -
温泉ホテルと呼ばれるカテゴリーで同一都道府県に存在します。
総客室数はAホテルが1室多いですがほぼ同数です。
そしてとあるメディアによると温泉地ランキングではAホテルは全国常にTOP10入りする有名温泉地で
Bホテルは50位前後でランクインしています。
さらにとあるOTAのクチコミ点数はAホテルが4点台前半をキープ、
Bホテルは3点台後半でほとんど4点に達したことのないホテルです。
最後にADRはBホテルのほうが低く、AホテルはBホテルより1.8倍高い実績です。
さて皆さんに質問です。
どちらのホテルが8月の売上は高いでしょうか?
同一都道府県ですので繁忙期の違いなどは全くありません。
天邪鬼でない限りおそらくAホテルの方が売上が高いと思うはずです。
しかし正解はBホテルなんです。
通常では考えられませんが売上が高いほうはBホテルでした。
公式サイト、楽天トラベル、じゃらんネットの国内3大サイトの合計売上では345万円高い結果となりました。
つまりクチコミ点数もADRも低く、さらに集客力の低いエリアに存在し
ハード面においても大幅に負けているBホテルの方が売上が高い、ではその要因は何でしょうか?
私は大きな要因として3つあると考えています。
①スピード感
同じWEB施策をするにしても1週間以内でやるのと1か月以上かかるのでは集客に大きな影響を与えます。
②積極性
どんな施策においても少なからず現場にとってはリスクを伴います。
それでもリスクを恐れず、積極的になんでも取り組む姿勢が集客に大きな影響を与えます。
③自分たちを過大評価しないこと
クチコミ点数、実際の稼働率、そして競合先と自分たちを俯瞰してユーザー目線で見ることがとても大事です。
競合先の方が客室も食事も勝っているのに
過大評価するあまりマーケットから受け入れられない価格設定をしているホテル・旅館さんは意外に多いです。
恵まれているエリアにあり、どんなに良いハードを持っていたとしても
これらの3つの要素が大きく欠けていた場合、その利点を活かすことはできません。
逆に言えば恵まれていないエリア、古いハードだったとしても
これら3つを完璧に兼ね備えていれば勝つことができるということを証明しています。
皆さんも是非参考にしてみてください。
いかがでしたでしょうか。
今回は集客力があればホテルのハード面が悪くても
ハードの良いホテルに勝つことができる事例をご紹介しました。
恵まれていないを思っているWEB担当者さんは
諦めることなくまずは自分たちのマーケティング力に磨きをかけること、
ここに注力していただきたいと思います。
WEB以外の業務が忙しく難しい、という方は弊社でお手伝いすることも可能です。
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