【WEB売上アップ講座17】公式サイトリニューアルの際の考え方<陥りがちな失敗例もご紹介>

2021/10/22
WEB売上アップ講座

ホテル・旅館のWEB担当者様に役立つ情報をお届けする「ホテル・旅館WEB売上アップ講座」。
本日は「公式サイトリニューアルの際の考え方」についてご紹介いたします。




公式サイトを作成してから何年も経ち、リニューアルを考えるホテル・旅館様も多く増えています。
しかしどこから手をつけていいかわからない…
何を気をつければいいかわからない…
WEBデザイナーさんにすべて任せていいの?という方も多いと思います。




今回はサイトリニューアルで陥りがちな失敗例や考え方などをご紹介します!




どんなページを作るかを決める




まずは「グローバルナビ」に設置するページを何にするか考えます。




※「グローバルナビ」とは、サイトの上部に並んでいて全ページ共通で表示されているリンクのことです。




なぜページを考えなければいけないかというと、
本来出すべきコンテンツが2階層目、3階層目に隠れてしまうような作り方をしているホテル・旅館さんが非常に多いからです。




朝食が強みのビジネスホテルを例に挙げます。




朝食では、「ご飯の上にいくらをかけ放題」等の北海道のビジネスホテルではよくある話です。
しかし、ここで問題が発生します。
本来このような朝食自慢のホテルさんは、
強力なコンテンツとなりますので1階層目にそのリンクがなければいけないのですが、
多くのホテル・旅館さんではそれが表示されていません。




悪い例をご説明しますと、
「レストラン」や「食事」などのページ内に、その朝食内容が記載されています。




良い例の場合は、
「朝食」や「いくらが自慢の朝食」このようなページリンクにしています。




つまり競合先を考えたときに自分達はどの領域に強みがあり、
その強みを打ち出すためにはそのコンテンツをページにする必要があるということです。
場合によってはレストランページと朝食ページを分けても良いくらいです。




「自分たちの強みを理解し、そのページをグローバルナビに設置する」それが1つ目のポイントです。




メインビューを大きく配置する




メインビューというのは、ホテル・旅館さんのメインコンテンツとなるもの
旅館であれば、美味しそうできれいなお膳料理や温かくてぽかぽかしそうな温泉など、
自分達の強みである強力なコンテンツを目立つように設置するのが一般的です。




この大きなメインビューによってユーザーを自分達のホテル・旅館の世界観に引き込み、
訴求力を高めるのが2つ目のポイントです。




しかし一昔前に公式サイトを作成されたホテル・旅館さんで多いのが
「メインビューデザインが大きく配置されていない」デザインになっているパターンです。




なぜ大きなメインビューになってきたのかという背景ですが
昔はインターネット回線が遅かったり、ユーザーによって環境も様々で表示速度を優先する作り方でした。
そのため写真を大きく配置するデザインは好まれませんでした。




しかし4G、5Gの時代になり、インターネット回線速度が速いのが当たり前になってくると
もはや小さな写真を配置する理由は一切ありません。




ユーザーが宿を検索する際に一番に情報を得るのは、視覚情報である「画像から」であると言われています。




自分が欲しいものをWEBサイトで見るときに
写真が小さいサイズだと分かりづらいなと思うことはありませんか?
それと同じことです。




メインビューの大きさ、綺麗さは直帰率や離脱率にも大きく影響します。
宿の魅力をアピールできる「とっておきの一枚」をメインに大きく設置し
サイトへの滞在率を上げていきましょう。




スマホサイトは最下部に重要ボタンを設置




こちらもまだまだ実施していないホテル・旅館さんが多いのでご紹介します。




現在はスマートフォンの液晶画面が大型化しつつあり、
ボタンの配置場所によって押すことができないエリアが存在します。




スマートフォンを左手で持つ人にとってはその対角線上である右上、
スマートフォンを右手で持つ人にとっては左上がデッドゾーンになります。




スマホサイトを作る際は片手で持つことを前提として制作しなければいけません。




地方のホテル・旅館さんでは
会社の通勤時間が短かったり、車通勤であったりするので非常に気がつきにくいのですが
特に東京に住むユーザーは通勤時間が電車で1~2時間はよくあることです。




忘れてはいけないのが、首都圏の通勤は満員電車であるということです。
片手はつり革、もう片方の手でスマートフォンを持ちます。




全国のホテル・旅館さんにとって
首都圏在住者の売上比率は非常に高いはずです。




この首都圏在住のユーザーを想定し、
スマホサイトを作る必要性はもう分かっていただけたかと思います。




片手で操作する際にデッドゾーンにボタンを配置することはNGなので
「重要ボタンは最下部に置く」ことで指が届くということになります。




具体的には他のページへのリンクがあるメニューボタン、
電話をかけるボタン、プランページに飛ぶための予約ボタン、
下までスクロールした際に上に戻るボタンを設置も非常に良いかと思います。




スマホサイトおまけの話




スマートフォンを左手で持つ人と右手で持つ人は実は年齢層によって分かれます。




30~35歳より下の年齢層はスマホを右手で持つ傾向、
40歳以上の人達はスマホを左手で持つ傾向があります。




これは諸説がありますが
30~35歳以下の人達はスマホは電話する機能というのをメインに使ってこなかった人達です。
40歳以上の人達は初めての携帯電話がスマホではなくガラケーの世代です。
つまり、電話をメインとした世代です。




右利きという前提の話になりますが
電話をメインとした世代は電話を左手で持ち、利き腕でメモを取ってきました。




電話をメインとしない世代は、LINEなどのメッセンジャーアプリ、ブラウジングやゲームなど
当然利き腕である右手を使用します。




ですので世代によってスマホを右手で持つのか左手で持つのかということが分かれるわけです。




この傾向をどうするのかというと
自分達のホテル・旅館はどちらの世代をメインとするのかによって
右手持ちを想定したボタン配置にするか
左手持ちを想定したボタン配置にするかを決めると良いと思います。




右手持ちは右手よりのボタンの方が押しにくく、
左手持ちは左手よりのボタンの方が押しにくい傾向です。




ですので重要なボタンを最下部に配置しましょうというお話でしたが、
その中でもさらに重要なボタンをどこに置くかという戦略もあるということです。




いかがでしたでしょうか。




自分達の武器となる強力なコンテンツをきちんとページにし、グローバルメニューに設置すること。
そして世界観に引き込み訴求力を高めるために、メインビューは大きく配置すること。
さらにスマホサイトでは重要なボタンは最下部に設置すること。
ホームページをリニューアルする際にはこれらを実施してみると
公式サイトのコンバージョン率アップに繋がるかもしれません。
ぜひお試しください。






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