【WEB売上アップ講座20】Googleアナリティクスのデータ分析と改善方法

2021/12/10
WEB売上アップ講座

ホテル・旅館のWEB担当者様に役立つ情報をお届けする「ホテル・旅館WEB売上アップ講座」。




宿泊予約はWEBが主流の昨今、Googleアナリティクスを導入し
様々なデータを取れるようになったホテル・旅館さんも多いのではないでしょうか。




しかし実際にGoogleアナリティクスのデータを見ても、
・数字をどう捉えれば良いのか?
・何が問題なのか?
・どう改善すれば良いのか?
こんな疑問を持つ方は多いかと思います。




そこで今回は「Googleアナリティクスのデータ分析と改善方法」についてお届け。
「数字をどう分析するのか」「分析した結果、どのように改善していくのか」を
具体的な例を挙げてお伝えしたいと思います。ぜひ最後までお読みください。




1.数字から現在の状況を分析する




まずは下記の例をご覧ください。とある施設様のGoogleアナリティクスから得たデータです。
このデータを見て、皆様はどのような印象を受けますか?







<データを読み解くポイントはこちら>




・訪問数が基準値が+20%以上のなか、前年比104.0%
・コンバージョン率が基準率が1.00%のなか、前年を下回り1.09%
・直帰率は基準率が45%以下のなか、前年を下回り33.50%
・新規訪問率は基準率が60%のなか、前年をさらに下回り53.65%




みなさんはこの施設様のWEB集客は良い状況だと思いますか?
それとも悪い状況だと思いますか?




弊社が判断するに、非常に危機感のある状況です。
ではどのような点に危機感を感じたのでしょう。




訪問数は前年を超えており、コンバージョン率も基準値である1.00%を超えていて
一見するとそこまで悪い状況だと思わない方も多くいらっしゃるかもしれません。




しかし、数字というのは1つずつの指標のみをチェックしているだけではいけません。
様々な数値を総合的に考え、状況を俯瞰的に見る必要があります。




このケースでポイントとなる数字は「新規訪問率」です。
通常60%ないといけない新規訪問率が60%を下回り、50%すら下回ろうとしています。




ここにすべての悪い状況が集約しています。




弊社では数値を見るときに
・コンバージョン率が異様に高い
・直帰率が異様に低い
という状態のときは、必ず「新規訪問率」をチェックしています。
大抵そのような場合は新規訪問率が低い傾向にあります。




新規訪問率が低いのでリピーター比率が平均よりも高く、コンバージョン率が高くなり直帰率も低くなっているということです。




リピーター比率が高いということは当然良いことである反面、
リピーターにも残念ながら人間としての寿命があり、
悲しいことではありますがいつかは来れなくなってしまいます。
また新しい好みのホテルができれば、そちらに行ってしまう可能性もあります。




つまり、リピーターはいつまでもリピーターであるわけではないので、「新規顧客は一定程度必要」ということです。




ということはこのようなケースの場合、何をすればよいか自ずと見えてくるでしょう。
「新規顧客の獲得」を図る必要があります。




2、状況の改善方法の一例




今回のケースの場合、「新規訪問率が低いため、新規顧客を獲得しなければいけない」ということ分かったので
具体的にどのような策を打つのか。その一例をご紹介します。




<Google広告の活用例>




一番おすすめするのがGoogle広告です。
Google広告には「ディスプレイ広告」と呼ばれる、いわゆるバナー広告があり、
このディスプレイ広告には様々な配信方法が用意されています。
今回はその中の「カスタムアフィニティ機能」をご紹介します。




Googleには「アフィニティカテゴリ」が用意されています。
「アフィニティカテゴリ」とは特定の趣向を持った人物を特定することができるカテゴリのことで
例えば旅行、グルメ、金融など予め用意されたカテゴリーがあり、
そのカテゴリに興味・関心を持つと思われるユーザーへ広告配信することが可能となります。




「カスタムアフィニティ」というのはそのカテゴリに該当しない場合
自らカテゴリを作り、配信することができるカスタム機能です。




このカスタム機能を応用することで様々な配信が可能となります。




これはアイディア次第ですが
例えば自分たちの旅館のエリアが北海道登別温泉の場合、
大分県の別府温泉も大きな意味では競合エリアなわけです。




であるならばカスタムアフィニティ機能を活用し
大分県の別府温泉を検索している、もしくは興味・関心があるユーザーに
バナー広告を配信することができます。




これもいわゆる新規顧客を獲得する1つの方法となります。




いつも九州から出ないで近くの温泉に行くユーザーがいるとしたら
登別温泉の広告が表示されれば、たまには違う都道府県の温泉に行ってみようかなと
ニーズを喚起することができるかもしれません。




これはあくまでも一例となりますが
Google広告のカスタムアフィニティ機能を活用すればどんな広告配信も可能になります。




ちなみにGoogle広告は楽天トラベルさんやじゃらんnetさんの広告とは違い、
広告掲載料が決まっている広告ではありません。




一日あたりの広告予算を自分たちで設定できますので
例えば月3,000円だけやってみたいということであれば、
一日100円の設定にすればおよそ月3,000円という予算設定になります。
特に広告予算をあまり用意できないホテル・旅館さんにピッタリの広告だと思います。




いかがでしたでしょうか。
今回は新規訪問率が低い場合のケースにフォーカスして、どのような対策が必要なのかも含めてご紹介しました。




・Googleアナリティクスのデータの見方がわからない
・数値から問題点を読み取ることが苦手
・問題の改善方法を相談したい




などのお悩みがございましたら、お気軽に弊社へお問い合わせください。




様々なデータを活用し、WEB集客の向上を目指していきましょう。








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