【WEB売上アップ講座24】「公式サイトをリニューアルすれば売上アップ」は勘違い!

2022/05/06
WEB売上アップ講座

ホテル・旅館のWEB担当者様に役立つ情報をお届けする「ホテル・旅館WEB売上アップ講座」。




本日のテーマは、「公式サイトをリニューアルしてもなぜ売上が上がらないのか?」です。
自社ネットの売上が伸び悩んでいる施設さんは
公式サイトをリニューアルする際、どんな間違いを起こしやすいか
また、その間違いに対してどのようなことに注意すれば成功に変えられるかをお伝えいたします。
ぜひ最後までご覧下さい。




サイトリニューアルだけでは売上は改善できない?




まずは公式サイトをリニューアルしたのに、
売上が上がらない理由を3つに分けてご紹介いたします。




①そもそもHPをリニューアルすれば自社ネット売上が上がるという勘違い




皆様も心当たりがあるかもしれませんが、ありがちなのが
「HPが古いから売上が上がらない」という思い込みです。




WEB売上を上げるための公式
アクセス数×コンバージョン率×単価
この3つが、自社ネット売上を上げるための指標です。




例えば、コンバージョン率が高くて単価もそれなりであっても
アクセス数が上がらなければ、自社ネット売上が改善することはありません。
その場合はアクセス数アップのためのWEBプロモーションが必要になってきます。




公式サイトのリニューアル=WEBプロモーションではありません。




つまり、必要なのは「なぜ自社ネットの売上があがらないのかを分析すること」です。
少なくとも、過去4~5年のアクセス人数の推移、そして前年比を確認しましょう。
アクセス人数が少なくともプラス10~20%以上で上がっているのに売上が上がらない場合は
コンバージョン率か単価が原因です。




自社ネットの分析もせず公式サイトのリニューアルを行うのは大きな間違いですので注意しましょう。




②コンバージョン率が低いからサイトをリニューアルするという勘違い




これはとても大事な要素です。
まずは、コンバージョン率を2つの指標に分けて考えてみましょう。




1つ目は皆様もご存知の通り
分母を「総アクセス数」、分子を「全予約数」とした場合のコンバージョン率




2つ目はプラン一覧、つまり「予約システム内の総アクセス数」を分母とし、
分子を「全予約数」とした場合のコンバージョン率です。




弊社では1つ目を「通常のコンバージョン率」、2つ目を「プラン内コンバージョン率」と呼んでいます。




なぜ2つに分けなければいけないかというと、プラン内コンバージョン率が低い場合
基本的にプラン内容に課題があると考えられます。

具体的には、プランタイトルやプランに掲載している写真に魅力が無いなど
プラン自体に問題がある場合です。




その場合、プラン内容が全く改善されていないのに公式サイトをリニューアルしても
直接的な改善施策にはなっていないことはお分かり頂けるかと思います。




さらに言えば、宿泊プランまで到達しているということは
すでに公式サイトを見ていて、価格やプラン内容を見ようというユーザーの行動が表れていますので
そこにサイト自体の問題点はほぼないと考えるのが自然です。




「コンバージョン率が低いから」という理由だけで
サイトをリニューアルすることも大きな間違いですので注意しましょう。




③メインターゲットを知らずにサイトリニューアルをすることによる失敗




今回は2つのケースを紹介いたします。




1つ目は「新規ユーザーと既存ユーザー それぞれの直帰率を分析すること」です。
通常、新規ユーザーと既存ユーザーの直帰率を比較すると、新規の方が低くなることが多いです。
新規ユーザーというのは公式サイトに初めてたどり着き、情報を得ようとしているからです。




それにも関わらず新規ユーザーの直帰率が高い場合は
サイト自体に魅力を感じない、見づらいなどの要因があるはずです。




ですので、この場合は競合にはない魅力を新規ユーザーにいかに効率よく伝えるかを意識した
サイト作り・リニューアルが求められると思います。




2つ目は「どのような年齢層を意識し公式サイトをリニューアルするか」
よくある例としては、「トレンドのデザインを取り入れたい」という考え方です。
例えば、若者に流行っているデザイン感を取り入れようとしているが
施設のメインターゲットは50代だとしたらどうでしょうか。




極端かもしれませんが、そのようなことで施設様のイメージが崩れてしまう場合もあります。
個人の主観でサイトデザインを決めるのは要注意です。




いずれにしても、メインターゲットを理解してリニューアルする目的をはっきりさせることが重要です。




具体的な目的をもってリニューアルをしよう




いかがでしたでしょうか。
色々述べましたが、弊社が伝えたいのは
公式サイトのリニューアルが無駄だということではなく
「リニューアルする目的をはっきりさせましょう」ということです。




「どこがどう悪いからそれを直すためにリニューアルしたい」と考えないと
リニューアル自体が目的化してしまい、リニューアル後も
売上が変わらなかったという結果になる可能性が高くなってしまいます。




大きな予算を無駄にすることが無いよう、具体的な目的をもってリニューアルをしましょう。








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