NEWS
ホテル・旅館のWEB担当者様に役立つ情報をお届けする「ホテル・旅館WEB売上アップ講座」。
皆さん、日々WEB集客に取り組んでいますでしょうか？
WEB集客というのは闇雲に取り組んでも意味がありません。
自社ネットであればGoogleアナリティクスのようなデータ、
楽天トラベルさんのようなOTAであれば施設カルテを活用し、
必ず弱点となる数字を見つけ、その弱点に対し施策を打つことが重要です。
私はよくお医者さんや病院に例えますが、
頭が痛いのに胃薬を飲んでも意味がないのと同じことです。
必ずWEB施策に対する根拠を見つけ施策を実施することで
皆さんの売上や指標は必ず改善します。
今回は私が日々ホテル・旅館さんをサポートする中で
どんなデータを見て施策を実施するのかという事例を1つご紹介します。
そこで今回のテーマは「リードタイム別データから導き出すWEB集客施策」です。
どのようなデータに着目すべきかを理解できるばかりでなく
そのデータからどのような施策を実施すればよいのかを理解することができ、
皆さんの売上改善に繋げることができると思います。
是非最後までご覧ください。
まずリードタイム別データに関してです。
皆さんは楽天トラベルさんのリードタイム別データを毎月確認していますか？
楽天トラベルさんのリードタイム別データは毎月月初に更新される施設カルテに記載されています。
楽天トラベルさんの管理画面から宿泊施設カルテを開いていただき、
2つ目のタブ「宿泊詳細情報」の中の上から3段目「リードタイム」というデータが記載されており
そのデータは貴社データと貴社が所在する都道府県カテゴリー別データの2種類が掲載されています。
しかもこれはリードタイムごとに貴社データと都道府県データの総数が見れますので
リードタイムごとに貴社の宿泊数シェアを確認できます。
つまりどのリードタイムで予約が取れているのか、もしくは取れていないのかを把握することができますので、
リードタイムに合わせた施策実施が可能となります。
楽天トラベルさんの宿泊施設カルテではそれぞれの宿泊数シェアは計算しないと分かりませんので
エクセル等で資料を作ると良いと思います。
このデータを見ることで平均の宿泊数シェアから特にどのあたりのリードタイムが弱い、
つまり競合店に競り負けているのかを把握することができますので
まずはリードタイム別データから自社の傾向を必ず確認しましょう。
ではどのリードタイムの宿泊数シェアが弱いのかが分かったので
次は具体的な対策の事例をご紹介します。
今回はとあるビジネスホテルさんの事例ですが
リゾートホテルさん、旅館さんでも十分活用できます。
まず今回ご紹介するビジネスホテルさんは
早割プランによる早期集客に力を入れており、1か月以上前のリードタイムデータは非常に良いのですが
逆に直近4日前から2日前のリードタイムが少し悪い傾向でした。
そこで当然ながら直近4日前から2日前までの予約を競合に競り負けることなく
対策を実施しなければいけません。
その際ホテルさんに提案したのは「楽天ポイント2倍プラン」です。
しかしただのポイント2倍プランではありません。
楽天トラベルさんにはプラン設定の中に「受付開始日時」と「受付終了日時」が設定できるようになっています。
ですので今回の課題は直近4日前から2日前までの宿泊数シェアが悪いので
まずは受付開始日時を宿泊日の4日前とし、受付終了日時を2日前としました。
こうすることでお客様が泊まりたい宿泊日の4日前から2日前に該当する方のみ
このプランを目にすることができるというわけです。
さらにプランタイトルには「タイムセール」「ポイント2倍」の2点を加えることで
今予約すればポイント2倍になるという、お客様に今予約することの動機を与えることができます。
皆さんもお買い物の際に経験されたことはないでしょうか。
どうせ買うなら今ポイント2倍だから今買ってしまおうと購入された経験は少なからずあるかと思います。
このプランのポイントは、
①ホテルさん側として自分たちの弱点であるリードタイムに対しピンポイントで施策が実施可能であること
②タイムセール中で今ならポイント2倍という今お客様に予約させる動機を与えることができること
③今予約させる動機付けを与えることで、競合先との比較検討を避けるように仕向けられること
以上の3点がこのプランには込められており、非常に有効な施策となります。
今回はポイント2倍プランをご紹介しましたが
ポイントでなく他の特典を付けても良いかと思います。
大事なことは自分たちのリードタイムごとの弱点を見つけ、
その弱点に対しピンポイントにプラン造成をすることで適格かつ有効なプランとなり
売上改善を図ることです。
闇雲にプラン造成するのではなく、このようなデータから導き出すWEB施策を実施していただきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。
今回は闇雲にWEB施策を打つのではなく、
データから弱点を見つけ出しその弱点に対しピンポイントでWEB施策を実施することの
重要性をお伝えしてきました。
データをあまり見ないというホテル・旅館さんは是非試してみてください。
WEB以外の業務が忙しく難しい、という方は弊社でお手伝いすることも可能です。
うぇぶたんは自社ネットを強化するためのノウハウを持つWEB集団です。
ぜひ私たちと一緒に「自ら販売する力」を強化していきませんか？
少しでも興味をお持ちいただいたら、下記もぜひご覧ください。
■株式会社うぇぶたん公式HP
■グループ会社マーケティブのYouTubeチャンネル「マーケティブTV」
■公式ツイッター
■公式Facebook
